話のネタとしての「移籍同意書」の扱いは慎重に…

[か]もひとことだけ。
出す、出さないは別として、勘違いしてほしくないのは「移籍同意書制度」というのは間違いなく「その制度で実害を被ったり、廻りめぐってバレー界からドロップアウトしてしまった人やクラブの方が多い制度」なのです。いわば悪法。
熊前、佐野、上田は紛れもない被害者ですが、同意書を出さずに選手の出場機会を奪った移籍元のクラブは加害者ではなく、ただ制度を純粋に遂行しただけ。この時点で不公平でしょ?
クラブから見れば加害者=移籍の意思を示した選手、被害者=移籍元クラブなのです。雇用を守る点から見ればいいかもしれないけれど、選手の出場機会増加へ挑戦する足かせとなっているのも事実。
さらに、移籍=選手のわがままと捉えられがちで、「移籍は悪」という線引きをされる制度なのです。
今後廃止を含めて何らかの進展があるでしょう。ただ、JVAが一部でFAを模索しているとの話もあり、形だけプロ化という最悪の結果を招きそうだわ・・・。