前回以上のお寒い内容・・・。


まるで郵政民営化法案の採決そのものだ。日本バスケットボール協会は先月30日に臨時の評議員会、理事会を開き新会長にアシックスの鬼塚喜八郎会長を選出した。6月の評議員会で前埼玉県知事の土屋義彦氏を選出しながら固辞され、再度の会長選任だったが、評議員会ではなんと25票対25票と同数。委任状(賛成6票)の差で決まった。

 同協会の規約では「会長は評議員会が選んだ理事の互選」で決める。しかし、6月の評議員会では新理事が決まっていないのに、執行部が強引に土屋氏の就任を採決にかけた。結果は賛成33票、反対が17票(棄権6)もあった。規約通りに実施した今回、執行部に突きつけられた「NO」がさらに増えたことになる。

 競技団体の会長は大体、満場一致でスンナリ決まるものだが、バスケットだけなぜこうも、もつれるのか。ある関係者はいう。「鬼塚新会長に対してではなく、事業、強化両面とも結果が出ないのに、選挙技術だけで体制を維持している執行部に対する批判が山積している。半数も反対すれば、ふつうなら“内閣総辞職”ものだ。」

 さいたま市を中心に来夏開かれる4年に1度の男子世界選手権まで、あと1年しかない。スポンサーが集まらず財政的に厳しいうえに、日本代表も先月のキリン杯で豪州代表に3戦全敗と決勝トーナメント進出は難しい。加えてプロリーグ発足も急務という難局に、87歳と高齢の新会長がどんな手腕をふるえるのか。

 政治と違い、反対派による“新党結成”などの動きはないが、内部対立は一層激しくなるだろう。こんな不安定な体制のもとで、世界と戦わなければならない選手が気の毒、というしかない。

ほんと郵政民営化法案と同じくらい素敵な数字が並んじゃってますねぇ・・・。石川武、いい加減にもう勘弁してくれって事だよ。そろそろ理解してくれや・・・。