フジテレビはよく読めこの記事


スペイン人は“国民総監督”(誰もが監督気取りで、いっぱしの意見を持っている。ただし男)だから、歌手だってタレントだって一家言はあるだろう。彼らだって子供の時はほぼ例外なくサッカーをやり、今でも試合を見逃さない熱心なファンも多いだろうから。が、だからと言って、彼らを起用するサッカー番組の担当者はいない。なぜか? 失礼だからだ。
 アラゴネス批判や検証には、それにふさわしい知識と見識を兼ね備えた人物が当たるべきだ。視聴率稼ぎのために門外漢を起用して、茶々を入れている余地はない。お遊びや息抜きはあっていいが、サッカー談義のレベルを下げて誰でもコメントできるという状況にすることは、日本のサッカーのためにならないと私は思う。サッカーを引きずり落として生活に浸透させるのではなく、民度の方を上げればいいのだ。オシムからハンカチ王子にあっという間に浮気してしまう番組に囲まれていても、俺は全然、幸せじゃあない。
サッカーをバレーボールとかに変えて読め、そういうこと。世界選手権をやるTBSもよく読んどけ。