どうやらソフトも腐ってるらしい。


 96年アトランタから3大会連続で五輪に出場した女子ソフトボール高山樹里投手(30=豊田自動織機)が、今年の日本代表の第1次選考となる書類選考で落選していたことが22日、明らかになった。15日に行われた日本協会の女子強化委員会の選考会議で決まっていた。高山は五輪通算で史上最多の8勝を挙げている“日本の顔”ともいえる存在。来月5日から始まるセレクション合宿(沖縄)を前にした落選は、波紋を呼びそうだ。
 北京五輪で悲願の金メダル獲得を狙う日本代表にとって、セレクション合宿参加選手を決める今回の書類選考は重要な意味があった。今年は世界選手権などのビッグイベントこそないが、斎藤春香新監督の1年目でチームの土台を築くプレ五輪イヤー。合宿参加選手は五輪代表の叩き台となるメンバーともいえる。来季も同様の合宿が行われる予定だが、今季の代表落選は、五輪代表入りを“狭き門”にすることは間違いない。
 書類選考は、前年の代表(A17人、B17人)以外の選手から代表候補を選ぶために行われる。昨年の世界選手権代表の高山は、書類選考の対象外のはずだった。ところが、若手を試す理由で昨年末のジャパンカップアジア大会代表から外れた際に、高山は代表資格も失っていたという。そのため、所属の豊田自動織機が急きょ、選考書類を提出していた。
 応募があった37人を選考会議で14人に絞り込んだのが15日。通過メンバーには現役復帰を表明した28歳の坂井寛子投手(太陽誘電)、29歳の伊藤良恵内野手デンソー)のベテランも入ったが、高山の名はなかった。
 尾崎専務理事兼強化委員長は「投手陣は特に若いメンバーで、ということになった」と説明したが、落選過程に疑問が残るのも事実だ。昨季の代表歴がある高山に、代表資格喪失の理由説明どころか通達もしておらず、今回の書類選考の判断基準も明確ではなかった。
 19日に落選を知らされた高山は、豊田自動織機を通じて日本協会に説明を求める動きを見せているという。斎藤監督の就任やコーチングスタッフ選出でゴタゴタが続いている日本協会。代表を長年、支えてきた高山が、計48人の候補にも入らない事態が新たな火種になる可能性もある。
[ 2007年02月23日付 紙面記事 ]
極端な話上野由岐子坂井寛子が入ればピッチャーは充分って事なんですかね?それにしても高山を書類選考で斬るセンスっていったい何?そんでもって書類で37人から14人に絞った要素っていったい何?そりゃーそんなやつらが仕切ってる競技なんだからソフトも北京で消えるのもなんか納得って感じ。
ただそこに監督の立場で斎藤春香が1枚噛んじゃっている事がとても残念。