スティルインラブ逝く・・・。


下河辺牧場(北海道日高町)にて繋養中でありました、スティルインラブ号(牝・7歳)が、8月2日(木)7:00、小腸の腸重積のため死亡したとの連絡が下河辺牧場からありましたのでお知らせいたします。

 スティルインラブ号は、7月25日(水)15:00頃、急激な腹痛を起こしたため、三石のNOSAI日高三石家畜診療センターにて診察したところ、小腸ねん転と診断され、腸のねじれを直す開腹手術がなされました。その後、28日(土)に再び腹痛を起こし、小腸に数箇所の壊死した部分があると診断され、その箇所を切除して縫合手術を施し、順調に回復をしていましたが、8月1日(水)20:00頃、三たび腹痛を起こし、2度の手術で体力も落ちており、本日7:00に永眠しました。
 なお、同馬の産駒はキングカメハメハの牡馬(当歳)一頭のみとなりました。
※ 腸重積・・・腸の一部が腸の中に滑り込み、腸が二重になってしまい、腸閉塞を引き起こす病気。

◆前田 幸治氏((有)ノースヒルズマネジメント代表取締役)の話
スティルインラブの突然の悲報に、ただただ驚いています。初仔を出産し良い母ぶりで、母としてのこれからの彼女にも大変期待をしておりました。牝馬三冠を達成し多くの喜びと感動を与えてくれたスティルが、こんなに早く逝ってしまい本当に残念です。最初で最後の産駒になってしまった当歳の牡馬に、彼女の分まで夢を託したいと思います。現役時代には苦しいことも多くあったので、ゆっくりと安らかに眠って欲しいと心から願っております。」

◆松元 省一調教師(管理調教師)の話
「本当にかわいそうだ。これからを楽しみにしていたのに、とても残念です。初仔を見に行ってきたばかりで、今後はこの仔が大きいレースで活躍するのを応援に行くことを楽しみにしたい。心よりご冥福をお祈りいたします。」

◆幸 英明騎手(全16戦に騎乗)の話
「とにかく驚きました。今年初仔を産んだばかりで期待していたところなのに、とても残念です。札幌開催が始まった頃には会いに行くつもりだったのに・・・。彼女にはGIを獲らせてもらい、私を男にしてくれたことに本当に感謝しています。心からご冥福をお祈りいたします。」

残念、ただただ残念・・・。その残った忘れ形見の活躍を期待したいですね・・・。