微妙なトレード・・・。


 ヤクルトと日本ハムによる3対3の交換トレードが合意に達した。ヤクルトは藤井秀悟投手(30)をはじめ坂元弥太郎投手(25)と三木肇内野手(30)で、日本ハム押本健彦投手(25)、橋本義隆投手(28)、川島慶三外野手(24)。11日にも両球団から発表される。高田繁監督(62)が昨年までGMを務めた古巣とのパイプを生かしたトレードで、昨季最下位からの躍進へ大胆改革第1弾となる。

 チーム事情を知り尽くしている古巣との共同作業が、高田監督の“初仕事”だった。「投手中心の守りと足を使った機動力野球」を掲げる高田監督と、先発枠に入れる左腕や守備・代走のスペシャリストを求める日本ハムとの思惑が一致した。

 押本は昨季、伸びのある直球を武器にパ・リーグ救援投手トップの奪三振率9.38。橋本も06年には1完封を含む4勝を挙げた。さらに高田監督の“秘蔵っ子”と呼べるのが川島だ。日本ハムGM時代の05年、強く推薦してドラフト指名。小柄だが俊足でパンチ力もあり、外野手登録ながら九州国際大内野手。高田監督は「足もあるし、二塁と三塁はこなせる」と課題の“足攻”強化へ武器となるスピードとともに、ユーティリティー性を高く評価する。

 昨季終了後にチームの顔だった古田兼任監督、高津らが退団。さらに8年間で通算53勝を挙げたエースナンバーを背負う左腕・藤井を手放し、通算出場100試合に満たない3選手を獲得した高田ヤクルト。GM時代に発揮した育成手腕で“実”をつかむ方針により新たなカラーを出し、チーム改革は着実に進む。

多田野も壊れ先発が計算立たないから藤井というのはわかるが、出すのが押本や川島で取るのが坂本や三木じゃ・・・、高田にカモられているとしか思えない・・・。今年は西武との争いですな・・・。