昨日の佐藤理恵様ホームラン談話等


 ソフトボール1次リーグ(16日、中国0−3日本、豊台ソフトボール場)内角球を、ひじをたたんで強くたたいた。バットを放り、右手でガッツポーズを作った佐藤。打球は右翼席へと飛び込んだ。

 三回二死二、三塁から、この一発で3点。15日の米国戦でコールド負けしたショックを一掃する、値千金の本塁打を放った佐藤は「チームのために、ここで決めなきゃ。その一心でした」と満面の笑みで振り返った。

 14日のオランダ戦では終盤に貴重な適時打を放ち、自らの誕生日に花を添えた28歳。少し枯れた声が特徴の今大会の“ラッキーレディー”は、アテネ五輪ではメンバー入りしたものの、代走としての出場が主だった。「4年前の悔しさがあるので今がある。1打席ごと悔いがないように立っています」。

 その言葉通り、北京五輪では開幕から一塁でスタメン出場。「迷ったスイングはしていません。一塁まで全力で駆け抜ける。基本的なことを大事にしています」と、ここまでの5試合でチームの総得点の内、3分の1となる4打点を叩き出している。

 斎藤監督は「選手には『中国戦はヤマなので、チーム一丸となって集中していこう』と話していました。選手は、これからもやってくれると思います」。佐藤の一発が、日本を決勝トーナメント進出へ向けて大きく前進させた。

そうだよな、アテネでは代走と声要員だったもんな、4年間ほんと頑張ったよね。