琢ちゃんも戦力外・・・。


 横浜のベテラン、石井琢朗内野手(38)が戦力外通告を受けたことが2日、明らかになった。この日の中日23回戦の試合前に横浜市内で球団首脳と会談し、今季限りでの引退を勧告された。しかし本人は現役続行を強く希望。新天地を求め、自由契約選手として20年間在籍したチームを去ることになった。
 チーム生え抜きのベテランが、思わぬ形で横浜のユニホームを脱ぐことになった。

 1988年、ドラフト外で前身の大洋に投手として入団。92年に内野手に転向し、06年に2000安打を達成。前日1日には通算2154試合出場を果たし、大洋時代に活躍した松原誠の球団記録に並ぶなど輝かしい記録を打ち立ててきたが、その先に待っていたのは戦力外通告だった。

 石井琢は05、06年と2年連続でフルイニング出場を果たした。しかし、06年オフに左ひざを手術した影響もあり、昨年4月1日の巨人戦で記録は339試合でストップ。今季はさらに出場機会が激減し、先発出場は135試合中、72試合にとどまっている。

 今季残り10試合となったこの日の試合前、球団首脳と会談。「石井選手は功労者なので、(引退セレモニーなど)球団でできる限りのことをしたい」と戦力外通告を受けた。来季のコーチ就任の打診などもなかったという。

 どんな名選手でも、いつかはユニホームを脱ぐ日がくるが、まだプレーに自信を持つ石井琢にとっては寝耳に水の話。「この先どうなるかわからないけど、現役でプレーしたいという気持ちは変わらない」と心中を語った。

 シーズン終了後に自由契約選手として新天地を求めることになるが、38歳の年齢もあって、獲得に動く球団があるかどうか。横浜で一時代を築いたスター選手にとって、あまりにも寂しい終焉(しゅうえん)になりそうだ。

詩織様さえ良ければどんな決断しても仕方ない・・・。それにしても戦力外で石井にコーチ就任の打診すらないって腐ったチームですな。