カジノドライブ前哨戦


 現地時間25日のBCクラシック(米G1)出走のため渡米しているカジノドライヴ(牡3、美浦藤沢和雄厩舎)が、12日に米・サンタアニタパーク競馬場で行われた条件戦(3歳上、オールウェザー8.5f、7頭立て)にV.エスピノーザ騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍)で出走。4角先頭から直線に向いて楽な手応えで抜け出し、ダコタフォン Dakota Phoneに3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分42秒14(良)。

 勝ったカジノドライヴは、父Mineshaft、母がデムワーゼルS(米G2)勝ち馬Better Than Honour(その父Deputy Minister)、祖母がケンタッキーオークス馬Blush with Prideという血統の米国産馬。半姉に昨年のベルモントSなど米G1・4勝のラグストゥリッチズ Rags to Riches(牝4、父A.P.Indy)、半兄に06年ベルモントSを勝ったジャジル Jazil(牡5、父Seeking the Gold)がいる。06年キーンランド・セプテンバーイヤリングセールにて95万ドルで落札されていた。

 今年2月の新馬戦(京都・ダート1800m)を2着に2.3秒をつける大差で圧勝。2戦目となったピーターパンS(米G2)を制し、日本調教馬初のアメリカダート重賞勝利の快挙を達成した。3きょうだい制覇のかかったベルモントS(米G1)は挫石のため直前で出走取消。その後は一旦帰国し、今月1日に再渡米していた。通算成績3戦3勝(うち海外2戦2勝、重賞1勝)。

いよいよ次は本番のブリーダーズCクラシックかぁ。ただ日本調教馬とはいえ、新馬戦しか走ってないから思い入れは湧かないよね、実際問題。