出来るだけ冷静に判断


 来季こそ日本一奪回へ、巨人が早くも補強に乗り出した。二岡智宏内野手(32)、林昌範投手(25)と、日本ハムマイケル中村投手(32)、工藤隆人外野手(27)の2対2の交換トレードが合意に達したことが10日、明らかになった。中継ぎ投手陣の強化を図る巨人と、右の強打者を求める日本ハムの思惑が一致。近日中に両球団から発表される。
 6年ぶりの日本一を逃した巨人が、早くも補強に着手した。

 今季、横浜から移籍した守護神クルーンはリーグ最多の41セーブを挙げたが、救援失敗も8度を数えた。四球が多く、シーズン終盤は不安定な投球が目立った。原監督は「今年はリリーフ陣の奮闘に助けられた」と中継ぎの重要性を評価。ベテランの豊田に今季急成長した左の山口、右の越智がいるが、さらなる強化のため、マイケル中村に白羽の矢を立てた。

 豪州と日本の国籍を持つマイケルは日本選手扱いで05年ドラフト4巡目で日本ハムに入団。2年目の06年には、パ・リーグ新の39セーブを挙げて日本一に貢献した。今季も28セーブを挙げ、4年間で通算102セーブをマーク。強力なセットアッパーとして計算できるだけでなく、クルーンが故障した場合や不調のときは、代役として抑えも期待できる。

 交換相手となる二岡は今季開幕戦で右ふくらはぎを肉離れし、正遊撃手の座を19歳の坂本に奪われた。7月下旬に三塁手として復帰したが、攻守に精彩を欠いたまま右足首をねんざし、9月下旬に2軍落ち。さらにタレント・山本モナとの不倫疑惑騒動でイメージも急落した。

 巨人の選手会長のトレードは異例だが、新天地での再スタートは公私両面においてプラスとなる可能性がある。右の強打者の獲得が急務だった日本ハムにとっても、右方向へ長打を飛ばすパンチ力は大きな魅力だった。

 また、左の中継ぎ投手を求める日本ハムと、高橋由、矢野と外野手に故障者が続出した巨人の狙いが一致し、左腕の林と俊足好守の工藤が交換要員となった。ともに来季の目標に日本一奪回を掲げる両チームが、戦力アップを進めていく。

結論から言えば工藤で林を釣ったという形であればプラス勘定だと思うんですが、肘に不安がある林ですからそればかりはやはり投げてみないと分らないですしね・・・。*1
マイケルに関しては日ハム的には年俸で過去揉めてるし売れるうちに売り払っておこうというのと、讀賣の厄介払いの意向が一致した訳でそこはお互いwin-winなのかなって。
モナ岡さんにおかれては選手会長が放逐されるって言うのがとにかく凄いよね、行き場を失っていた稲葉同様に死に物狂いで自分の居場所を見出していただきたいですね。
工藤はよりによって讀賣とはね・・・、確かに今のハムには紺田だの糸井だの村田だの足のある非力な左打者は多いのである意味仕方ないけどあっち行っても鈴木とか似たようなのがいるし、井出の悪夢を思い出してしまうかな・・・。
守護神に関してはマイケルはそれまで程の信頼感が今年はなくなっていたが武田久をスライドでクローザーというのはあまりイメージ湧かないし、外国人獲って来るんですかね・・・。

*1:まぁ、ハムも八木で一商売検討してる訳ですし。