ノリヲ様仙台へ帰る


 サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台が今季、下部組織の指導者をOBで固める。育成部長に元DFの山路嘉人ユース監督(37)を昇格させるほか、元GKで前季までシンガポール・リーグのアルビレックス新潟・S所属の高橋範夫さん(37)を同部GKコーチとする予定。“オール仙台”体制で、小学生から高校生まで幅広い世代の地元選手育成を進め、トップチーム強化につなげる。

 新体制の目玉は新任の高橋さん。1996年から7年間、仙台に在籍し正GKとして2001年のJ1昇格を支えた。その後は鳥栖、徳島などで活躍し、新潟Sを昨季限りで退団。現役引退を機に指導者として古巣に復帰する。

 宮城県石巻市出身の山路ユース監督は95年から5年間、DFとしてプレー。引退後の2005、06年と08年の3年間、ユース監督としてチームを全国大会の舞台へ引き上げた。仙台では初の生え抜きの育成部長となる。

 後任ユース監督には仙台での経験が長い河野篤ジュニア監督(34)が昇格。コーチには元MFの千葉泰伸ジュニアコーチ(37)=石巻市出身=が入り、元FWの瀬川誠コーチ(34)=宮城県栗原市出身=と指導。元MFの蓮見知弘ジュニアユース監督(36)、中村伸ジュニアユースコーチ(34)は留任する。

 内田一夫育成部長(46)は甲府コーチとなり転出、神戸OBで同部の不老伸行GKコーチ(29)も退団する見込み。

 このほか、今季アンバサダー(親善大使)に就任した元MFの岩本輝雄さん(36)が県内で開くサッカースクールなどで巡回指導を行い、県協会とも連携。県内クラブの指導者との意見交換や練習試合の開催などを積極的に進め、指導ノウハウの共有を目指す。

 下部組織はここ2年間、トップチームへ選手を送り込んでいない。安孫子博専務は「現役時代に人気のあった人材を積極登用することで、下部組織への関心が高まってほしい。内部昇格を活発にすることで、スタッフのやる気も増して特色のあるチームづくりができる」と期待している。

積極的にOBを採用するっていいですよね、下部組織での採用ですからそのチームに若いうちから愛着もわくだろうし。くるみちゃんの番組とかにも輝雄だけじゃなくノリヲ様も出て欲しいですね。