解散確定


 アイスホッケーの名門で、今季限りの廃部が決まっていたアジア・リーグの西武の親会社プリンスホテルは31日、チーム全体の引受先企業探しを断念したと発表した。チームは同日で解散し、今後は選手個別に移籍先などを探すことになった。

 チームの小山内幹雄オーナー代行は東京都内で記者会見し、全国で20社以上と交渉したがまとまらなかったと経緯を説明した。現在チームは社員12人、契約13人の計25選手を抱えている。

 西武は堤義明元オーナーが1972年に創部した国土計画が前身。日本リーグを13度、アジア・リーグを2度、全日本選手権は11度制し、日本アイスホッケー界の中心的存在だった。

西武・若林クリス監督
「とても残念な報告だ。最後まで西武のプライドを持って戦った選手、スタッフに感謝している。1人でも多くの選手が競技を続けられるよう支援したい」

冨田正一・日本アイスホッケー連盟会長
「首都にあるチームは、学生や子供のあこがれでもあった。それを考えると残念としか言いようがない。(解散に)続くチームが出ないよう、希望をつくる努力をしたい」

中島巌・アジア・リーグチェアマン
「非常に残念。日本をけん引してきたチーム、首都東京をフランチャイズとするチームの撤退は、大きな損失になることは間違いない。新たなチーム加入の協議を含め、来季の体制を詰めていく」

★名門西武、経済危機に屈す

 長く日本のアイスホッケー界をリードしてきた西武の解散が31日、決まった。昨年12月の廃部以降、チームの引受先企業を探していたが、ついに親会社のプリンスホテルは引受先探しを断念した。経済危機が、今後のアジア・リーグの運営にも大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

私の中ではコクドが終わった時点で終わったチームのことなんですが、でも残念ではあります、合掌・・・。