うちですか


 Jリーグへの復帰を希望しているレンヌの日本代表MF稲本潤一(30)が、国内の移籍先候補を川崎Fに絞ったことが26日、分かった。川崎Fと大宮から正式なオファーが届いていたが、稲本サイドが大宮に断りの連絡を入れたことが判明した。レンヌとの移籍金交渉がまとまれば、来季は“川崎Fの稲本”としてクラブ初タイトルを目指すことになる。

 つかの間のオフを利用して25日にフランスから一時帰国した稲本が決断した。レンヌで出場機会が激減し、Jリーグ復帰を希望した稲本には、残留争いからの脱却を目指す大宮と初タイトルを目指す川崎Fの2クラブからオファーが届いていたが、稲本サイドは26日に大宮に断りの連絡を入れた。

 稲本は01年にG大阪からアーセナルへ移籍し、イングランド、トルコ、ドイツ、フランスを渡り歩き欧州で8年間を過ごしたが、Jリーグの情報はインターネットなどでチェック。「僕がいた時よりも確実にレベルが上がっている」と話し、複数のクラブのプレースタイルに関心を持っていた。その中の1つが、抜群の攻撃力を誇る川崎Fだった。大宮からは今夏にもオファーをもらっており獲得への熱意を感じていた。だが来年6月のW杯に出場するため、日本代表の主力が在籍し、しかもタイトル争いができる川崎Fを選んだ。

 国内の移籍先候補は1つに絞ったが、移籍交渉は簡単ではない。最近4戦連続ベンチを外れているとはいえ、レンヌが無条件で稲本を放出するわけではない。1年半の契約が残っており具体的な移籍金の条件はまだ出ていない。移籍金の高騰を避けるため稲本サイドは折衝を続けているが、年内の日程を終えたレンヌはオフに入っているため、年内決着のメドは立っていないのが現状だ。

 帰国の際に「あとは移籍金の問題」と話した稲本も交渉がすんなりまとまるとは思っていない。それでも9年ぶりの日本復帰に前進したことは間違いない。

骨埋める覚悟で来てくれるならいいけど、南ア終わってまた海外とか言うならぶっちゃけいらんぞ。