アテネ五輪出場記念インタビュー 原拓男スーパーバイザー(強化部長)

聞き手:スペインとの試合はとてもタフなものになりました。オリンピックでは毎回あのような試合、もしくはそれ以上の激しいものになりますよね。
原:その通りです。そういったレベルの試合をここで経験できたのは本当に良かったです。スペイン戦は何が悪かったかというと、バックアップメンバーが大きな問題でした。主力が休んだ時間帯にガタッとやられた点差が大きかったです。そのあと頑張ってスタメンが挽回したのですが、それでは倍に体力が消耗してしまいます。ですから。第4ピリオドでは大事な場面でシュートが入らなかったですね。バックアップメンバーが、せめて第1ピリオドや第2ビリオドで力を発揮できれば、日本としてもチーム全体の底上げができるのではないでしょうか。 これからキリンカップブルガリアと3戦しますし、その辺はいろいろと試したり、実戦で経験を積んでいきたいと思います。

聞き手:バックアップメンバーはどんな点が課題ですか。
原:ミスが多いですね。イージーシュートを落としていたのが目立ちます。もう少し第1ピリオドや、第2ピリオドで使ってもらえるような信頼を得ないといけませんね。そうしたら、もう一度、後半の大事な場面で出される可能性だってあるのですから。国際大会はスタメンだけでは戦えません。7、8人でも無理です。12人が戦力にならないと戦えませんから。

今の監督さんは相澤あたりを軽く扱っていることを考えてもバックアップメンバーに関してはは無頓着すぎると思うんですが・・・。協会サイドはちゃんと指摘できてるんでしょうか?ここでもジーコと似たような問題がおきてるんだよな。