バスケよりほんの少しマシ


 来年3月に行われる第2回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)の日本代表監督選考などを話し合う第2回体制検討会議は27日、都内で開かれる。同会議のメンバーである楽天野村克也監督(73)は、12球団監督に依頼された「28選手選考アンケート」の提出を“拒否”し、監督選考が先との意見を主張。加藤コミッショナーは今月中の監督決定を目指しているが、会議が紛糾するのは必至とみられる。

 最強ジャパン結成へ野村監督の意志は固かった。会議に備えての東京入りを前に秋季練習中のKスタ宮城で、き然と言い切った。「米田(球団代表)に出せって言われたけど“出さんでええ”って言っといた。そんなの監督が決めるもん。ナンセンスや」。協力しないというわけではない。「監督を決めるのが先やろ」というのが理由だ。

 当初は27日の第2回会議で代表監督が一本化され、12球団監督のアンケートを参考に選手選考に移る段取りだった。だが、監督就任が有力視されていた北京五輪日本代表監督の星野氏が固辞したことで、選考作業は完全に白紙。アンケート自体も中日・落合、ロッテ・バレンタイン両監督が白紙で回答するなど足並みはそろっておらず、第2回会議は振り出しに戻って議論を始めることになる。

 監督選考については日本一監督の就任案も含め、現役監督も候補に加わることになるが、賛否両論が噴出している状況。加藤コミッショナーはあくまでも今月中の決定を目指すが、野村監督は「長引くやろ」と長期化を予測した。解決の糸口は見えず、来月にずれ込む可能性が高まった。

 ≪深夜のTVで“ソノ気”≫野村監督が深夜のTBS「Jスポ」に生出演し、代表監督就任に前向きともとれる発言を行った。監督の打診があった場合について「不安なのは(自分に)国際大会の経験が1度もないこと」としながらも「イチローをはじめ私についてきてくれるというのであればね。そういう選手の信頼が一番大事。そこが一番心配だが、クリアされるならやってもいいですよ」と語った。さらに「今回はアジアを勝ち抜くのも大変。五輪とは比べものにならない責任感が監督にある」と話した。

バスケは監督決める前に候補選手決めた実績があるわけですし、ノムさんはまともという事が改めて証明される形ですね。