決まり手 うっちゃり

デンソー 3−2 茂原
(17−25、18−25、25−13、25−22、15−13)
久光神戸 3−0 日立佐和 
JT 2−3 武富士
年増園 3−2 NEC

第3セットでいきなり変わる・・・、相変わらずデンソーってチームがわからない試合展開。そして公式の速報は第3セット21-8デンソーリードで鯖墜ちした模様・・・。そして2セットダウンからの逆転勝利!!よ、よめないこのチーム・・・。

(スタート)
 6 横山雅美 5.5 うまく使い分けていたと思う
 7 上田さん 5.5 第3セットの快進撃をサーブで演出
 8 井上香織 5.5 思いきりの良さが見えなかった
 9 櫻井由香L6.0 勝負の分かれ目である"拾いあい"に負けなかった!
11 渡部有香 6.0 第2セットで見事な「死んだふり*1」
14 岡野知子 6.0 途中休憩も第5セット終盤に神がかる*2
18 細田絵理 5.5 サーブカットに目をつぶっても物足りなさ消えず

(サブ)
 2 温水麻子 −  出場1セットでツー打って1/3
 4 草深暢子 −  第2セット前半から最後まで。特に判断材料なし
15 古舘 歩 6.5 スーパーレシーブ連発でスタンドを沸かせた
16 矢野美子 −  地元でVリーグ初登場もプレーにほとんど絡めず
17 石田さやか−  ファーストタッチバックアタックでホームラン。大物の予感!? 

(監督)半田国治 6.0

ちなみに相手の評価は・・・
(スタート)
吉田6.0 狩野6.5 菅原L6.0 船崎5.0 田口7.0 田辺5.0 西村6.0 
(サブ)橋口−  角田6.5 辻5.5 高木DNP 井西5.0 (監督)辻智之6.0

前半戦は昨日の惜敗を引きずっているのがミエミエ。吉田*3のサーブ*4に手こずるし、ラリーに持ち込まれると拾われまくって決められない。第1セット4-9から3,5連続含め12-11と逆転するも直後の狩野のサーブで守備が崩壊して6連続失点で再逆転される。
第2セットも狩野の連続サービスエースでスタート。3連続ミスで失点したり全く浮上の気配が見えなかった。
ところが第3セット、4-4の場面でスパイク決めた上田さんがサーブに回ってから確変スタート。渡部が続けて決めるわ上田さんがノータッチエース決めちゃって一気に10-4。明らかにダメモードだった岡野や井上までお目覚めのようで、20点超えてから「1ケタ失点への挑戦」モード。結局つぶされたけど(笑)。
第4セットも一気に走った。追いつかれても要所で決める渡部、岡野。後半引き離して24-18としたが、そこからまたしても吉田のサーブにやられて24-22まで詰められたが、吉田がサーブをネットに引っ掛けて事なきを得る。
ファイナルセットは追いつ追われつ。13-13から岡野が決めてマッチポイントとしたところでデンソータイムアウト。流れ変わっちゃったらどう説明するつもりだったんだろう?
それでもなんとか"最後はオカノォーーーーーッ!"

プロセスはともかく、勝ちは勝ちだ。ただ、中身の濃さはアルカスの方がはるかに上。試合に勝って勝負に負けた状態かもしれない。気持ちの切り換えができてスイッチが入ったのが第3セットというのはご愛嬌か不治の病か。調子の波はそんなに激しくないし、決め手難さえ解消されたらそこそこの順位まではいけると思う。総合力も遜色ないし、サブに回っている選手だっていずれ前面に出てくるだろう。ただ・・・
 上4つの位置を
確実に狙えるところの
相手に対しては
勝てる見込みは
全くない
といえよう。
少なくとも、現状の最後の直線*5での決め手のなさでは・・・

*1:不調とフェイクを入れてその後爆発することの例え。ネタ元はラジオたんぱの北野守・元アナ"○×△は4コーナーまでは死んだふりでございましたね・・・"より

*2:14,15点目決める"最後は、オカノォーーーーーッ"という長坂アナの叫びが聞こえるようだった

*3:吉田千絵・茂原アルカス背番号1。アルカスでは狩野とともに[か]のお気に入り=余談

*4:右折サーブの異名を持つ、助走で極端に右折する独特のジャンサ。威力もあってコースも狙うため効果率が高い

*5:セットの20点以降